鼻をほじると穴は広がる?医学的根拠と変形リスクを形成外科医が解説
単なる癖の域を超えて、無意識かつ過剰に鼻をほじり続けてしまう行動異常は、医学的に「習慣性鼻穿掘症」と呼ばれることがある。この状態に陥ると、単に容姿上の変化にとどまらず、著しい医療的トラブルを引き起こす恐れがある。
日本耳鼻咽喉科学会の専門家も警鐘を鳴らすのが、「鼻中隔粘膜」への損傷だ。左右の鼻腔を隔てる鼻中隔の粘膜は非常に薄く、毛細血管が集中的に存在する。指甲で傷をつけると容易に出血し、潰瘍や感染症を引き起こす。最悪の場合、粘膜が穿孔(穴があくこと)し、呼吸時に口笛のような音が鳴る異状や、鼻全体の構造が崩壊する事態すら招きかねない。
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