豆腐の消泡剤は本当に危険か?買い物の前に知るべき安全性の真相
ネット上には「消泡剤を食べ続けると胃腸を壊す」「発がん性がある」といった過激な言説が散見される。結論から言えば、これらは科学的根拠を欠いた誤解に過ぎない。
日本の食品行政において、添加物は厚生労働省および内閣府の食品安全委員会によって厳格なリスク評価を受けている。動物実験を通じて一生涯毎日摂取しても何の影響も出ない「無毒性量」を割り出し、そこに100倍の安全係数をかけた「一日摂取許容量(ADI)」を設定する。現行の食品衛生法および最新の食品添加物公定書に定められた基準において、消泡剤の通常摂取で健康被害が生じる可能性は実質的にゼロと評価されている。
しかも消泡剤は、最終製品に残すことを目的としない「加工助剤」に近い位置づけだ。使用される量は豆乳全体のわずか0.1%未満。そのごく微量すら、おからを取り除き、水分(ゆ水)を絞り出す過程で大半が製品の外へと流れ去る。私たちが口にする豆腐に残る量は、測定限界に近い痕跡程度に過ぎない。
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