首こりマッサージで死亡事故?脳梗塞を招く危険部位と安全なほぐし方

首こりマッサージで死亡事故?脳梗塞を招く危険部位と安全なほぐし方の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

首への強いマッサージや急激な回旋がなぜ死を招くのか、その最大の要因は「椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)」とそれに伴う脳梗塞にあります。

椎骨動脈は、首の骨(頸椎)の左右にある小さな穴を通って頭蓋骨内へと入り、小脳や脳幹に血液を供給する重要な血管です。この血管は首の骨の隙間を縫うように走行しているため、首を極端に後ろへ反らせたり、急激にボキッと回旋させたりすると、骨と骨の間で引き伸ばされ、強い剪断力(せんだんりょく)を受けます。

動脈の壁は三重構造になっていますが、強い外力が加わると内膜が裂け、壁の中に血液が入り込んで血管が腫れ上がります。これが椎骨動脈解離です。解離によって血管が塞がったり、裂けた部分にできた血栓が脳の奥へ流れて血管を詰まらせたりすることで、小脳梗塞や脳幹梗塞を発症します。脳幹は呼吸や心拍を司る生命維持の中枢であるため、ここへの血流が途絶えると、最悪の場合は瞬時に心停止や呼吸停止に陥り、命を落とすことになります。

解離が起きた際の特徴的な初期症状は、「後頭部から首の後ろにかけての突き刺すような激痛」です。「いつもの首こりや偏頭痛だろう」と自己判断して放置し、さらに患部を強くマッサージしてしまうと、病状を一気に悪化させる致命傷になり得ます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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