モアイ像の下半身に巨大な胴体!発掘で判明した全身の姿と埋没の真相
地中から掘り出されたモアイ像の胴体には、当時の優れた彫刻技術を示すディテールが生々しく残されていました。胴体の両脇からは細長い腕が伸び、お腹のあたりで長い指を揃えて手を重ねるポーズが確認されています。
さらに腰のあたりには、ポリネシアの伝統的な腰布やふんどしに相当する「マロ(Malo)」と呼ばれる帯状の意匠が浮き彫りにされていました。頭部だけの無機質な印象とは異なり、全身像は極めて人間的かつ神聖なプロポーションを持っていたことが分かります。
また、イースター島には直立したモアイだけでなく、極めて異例な「正座するモアイ(トゥクトゥリ)」も存在します。1950年代に探検家トール・ヘイエルダールらの調査で発見されたこの像は、丸みを帯びた頭部に顎髭を蓄え、両膝を地面について正座(あるいは膝立ち)した姿勢をとっています。一般的なモアイとは石材も様式も異なることから、特定の儀式を司る役職者や、最初期の入植者を模した像ではないかと考えられています。
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