タコスとトルティーヤは何が違う?生地と料理の境界線を徹底解説

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日本人の多くが思い浮かべる「黄色くて硬いU字型のパリパリとしたタコス」は、実はメキシコ伝統のタコスではない。あれはアメリカ合衆国南部テキサス州発祥のテクス・メクス料理に分類されるスタイルだ。1950年代に大量生産とファストフード化を目的として、トルティーヤを油で揚げて成型したハードシェルが開発され、世界中に広まった経緯がある。

メキシコ現地のタケリア(タコス屋台)で供されるのは、常に柔らかくしなやかなソフトトルティーヤだ。しっとりとしたコーンの甘み、肉汁を受け止める弾力、そして立ち上る穀物のアロマ。テクス・メクス料理のクリスピーなジャンク感も魅力的だが、本場メキシコ流のタコスが持つみずみずしいライブ感とは明確に一線を画している。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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