演出家・宮本亜門の現在|がん克服の真相と改名理由・家族観のすべて
稀代の演出家のルーツを辿ると、東京・銀座の街と演劇への濃厚な情景が浮かび上がります。1958年、歌舞伎座の真向かいにあった老舗喫茶店「茶房 絵李奈」を営む家庭に生まれ、幼少期から歌舞伎役者や映画関係者が行き交う環境で育ちました。日舞やミュージカルに親しむ一方で、思春期には不登校や引きこもりを経験するなど、繊細で孤独な内面と向き合う少年時代を過ごしています。
ダンサーや振付師としての活動を経て、1987年にミュージカル『アイ・ガット・リズム』で演出家デビューを果たすと、いきなり文化庁芸術祭賞を受賞。一躍脚光を浴びた宮本は、破竹の勢いで日本の演劇界を牽引していきます。
そして2004年、スティーヴン・ソンドハイム作の名作ミュージカル『太平洋序曲(Pacific Overtures)』の演出を担当。東洋人演出家として初めてブロードウェイの本丸で指揮を執り、同作は名誉あるトニー賞で4部門にノミネートされる快挙を成し遂げました。日本の美意識と西洋演劇のダイナミズムを融合させた演出手腕は、世界屈指の演劇ジャーナリズムからも絶賛を浴びています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/qkmfkwpc/2292322/