耳がぷくっと腫れて痛くない?耳介偽嚢腫の放置リスクと最新治療法
「痛くないなら、しばらく様子を見てもいいのでは?」と考える方も少なくありません。しかし、耳介偽嚢腫の自然治癒は極めて期待しにくく、放置には大きなリスクが伴います。
軟骨には血管が通っておらず、周囲の軟骨膜から栄養の供給を受けています。軟骨が裂けて液体が溜まり続けると、軟骨への栄養供給が遮断され、軟骨組織の壊死や線維化、異常な新生軟骨の形成が進行します。その結果、溜まっていた液体が仮に少しずつ吸収されたとしても、耳の軟骨そのものがゴツゴツと分厚く硬化し、いわゆる「カリフラワー耳(餃子耳)」のような外見上の変形を永久に残してしまうのです。
一度変形して硬くなってしまった軟骨を元の滑らかな形状に戻すことは、高度な形成外科手術を用いても非常に困難です。耳介偽嚢腫の放置リスクを避けるためには、「痛まないうち」「腫れが柔らかいうち」に適切な医療処置を受けることが鉄則と言えます。
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