樋門とは?水門・樋管との違いや浸水を防ぐ仕組み・役割を徹底解説
従来の樋門は、地元の消防団員や水防団員が暴風雨のなか現地へ出向き、手動のハンドルや現地の電動スイッチを操作してゲートを閉めるケースが一般的でした。しかし、これには操作員が急激な増水や土砂崩れに巻き込まれる重大な命の危険が伴います。
この命がけの作業を解消すべく、近年急速に導入が進んでいるのが無動力で自動開閉する「フラップゲート」です。フラップゲートは扉体自体に浮力と絶妙な傾斜が設計されており、普段は内側からの水圧で押し開かれ、本川の水位が上がると浮力と外水圧によって自然にパタンと密閉されます。動力も人手も一切使わずに確実に逆流を防ぐ優れた構造です。
さらに現在では、IoTセンサーや高精度カメラを活用した「樋門の遠隔監視・自動制御システム」の配備が全国の主要河川で加速しています。庁舎や防災センターからリアルタイムの水位データをAIが解析し、ボタン一つあるいは完全自動でゲートの開閉を安全に完了させる体制が整いつつあります。
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