【2026年最新ルポ】早朝の南千住に行列を作る「伝説のパン屋」——メガ盛り惣菜パンに込められた職人魂と下町の人情
まだ街全体が深い眠りについている午前4時、青木屋の厨房には明かりが灯る。仕込みは一切の妥協を許さない手作業から始まる。
ジャガイモを蒸して潰し、特製の味付けを施して成形するコロッケ。肉の挽き加減と玉ねぎの比率を細かく調整したメンチカツ。そのすべてが毎朝、職人の手によって一つひとつ丁寧に作られていく。作り置きや冷凍の仕入れ品に頼ることは決してない。
「毎日食べるものだからこそ、胡麻化しのきかない本物を作りたい」。厨房で汗を流す店主の言葉はシンプルだが重い。油の温度、揚げ時間、パンの焼き加減にいたるまで、長年の勘と身体に染み付いた技術が、毎日均一で高品質な逸品を生み出し続けている。
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