映画『ソウルの春』の裏側:光州事件と全斗煥政権の隠された真相
光州での惨劇において、新軍部から「背後で暴動を操った主謀者」として捏造され、死刑判決まで言い渡されたのが、後に大統領となる政治家・金大中であった。権力による不当な政治的弾圧の嵐は、光州の悲劇をさらに凄惨なものとした。しかし、この光州の犠牲は無駄にはならなかった。
光州で流された血と真実の記憶は地下で着実に紡がれ、数年後の民主化抗争へと繋がっていく。その劇的な奔流を描いた映画『1987、ある闘いの真実』に示される通り、一人の大学生の拷問致死事件を発端とする1987年の「6月民主抗争」によって、ついに韓国民衆は直選制改憲を勝ち取ることになる。光州は、韓国現代民主主義の原点であり、胎動の地だった。
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