東京ビッグサイトの天井に浮かぶ霧?コミケ雲の科学的真相を追跡

東京ビッグサイトの天井に浮かぶ霧?コミケ雲の科学的真相を追跡の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

東京国際展示場(東京ビッグサイト)の設備管理を担う株式会社東京ビッグサイト側も、手をこまねいていたわけではない。施設側はメガイベント受け入れに伴う知見を蓄積し、段階的な空調改修と気流制御の高度化を推し進めてきた。

近年導入された最新のビルマネジメントシステムでは、館内の温度・湿度・CO2濃度をリアルタイムでエリアごとに計測。人の密集度合いに応じて給排気バランスを細かくコントロールする「置換空調」の考え方が取り入れられている。天井付近に熱だまりを作らず、外気を効率的に取り入れながら下部からスムーズに排気する気流設計が施された。

この結果、かつてのように目に見えるほどの水蒸気が滞留する条件は極めて発生しにくくなっている。現在においてあのモヤを目撃することが困難になったのは、展示会インフラの空調エンジニアリングが都市伝説を過去のものにするほど進化した証左にほかならない。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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