公明党と創価学会の真実|政教分離の真相と2026年連立政権の行方
理念上の分離がなされているとはいえ、創価学会が公明党を熱心に応援し続ける「心理的・情緒的な動機」はどこにあるのでしょうか。その歴史は、第3代会長であった池田大作氏が主導して1964年に公明党を結党した時代まで遡ります。
1960年代の日本は高度経済成長期の真っただ中にあり、地方から大都市圏へと大量の若者や労働者が押し寄せました。しかし当時の既成政党のうち、自民党は農村部や大企業の利益を守り、社会党や共産党は大企業の労働組合を中心に据えていました。町工場の職人、商店街の個人事業主、非正規労働者など、社会保障の手薄な層は政治の光が当たらない「見捨てられた人々」だったのです。
日蓮仏法の慈悲の精神を社会に還元する「王仏冥合(おうぶつみょうごう)」という初期理念のもと、困窮する庶民を救済する実務的な器として誕生したのが公明党でした。「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでゆく」という池田氏が示した立党精神は、社会的な居場所を求めていた信徒の心に深く刺さり、学会活動と公明党の支援は長年にわたり一体不可分のアイデンティティとして定着しました。
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