83歳長寿の知恵『養生訓』がなぜ今響く?現代医学も唸る健康バイブル
『養生訓』がなぜこれほど支持され続けるのか。その最大の理由は、病気になってから治療するのではなく、日々の生活で病の芽を摘む「予防医学(未病)」の視点が極めて科学的だからに他なりません。
益軒が説いた養生訓の要約は、極めて明快です。「人間の体は親から授かった大切な預かりものであり、慎みをもって大切に扱い、生活を楽しむこと」。益軒が喝破した長寿の秘訣をわかりやすく解説すると、次の3点に集約されます。
1つ目は、「内損(内面からのダメージ)を避けること」です。過度の飲食、性欲の乱れ、怒りや憂鬱といった感情の暴走は、すべて体内の活力を削り取ります。2つ目は、「体内の循環を滞らせないこと」。気血の巡りを保つために、座りっぱなしを避け、適度な運動を日課に据えました。そして3つ目が、「禁欲主義に陥らないこと」です。益軒は快楽をすべて否定したわけではなく、「節度を守るからこそ、食事も長寿も心から楽しめる」と説きました。このバランス感覚こそが、厳しすぎるダイエットや健康法に疲弊した人々を惹きつけてやみません。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/jftslbni/5507991/