最先端の宇宙論とホーキング理論が迫る「神の存在確率」の真実
スイスの地下深く、巨大な円環を描くCERNの大規模ハドロン衝突重粒子加速器は、ビッグバン直後の高エネルギー状態を再現することに成功している。「ヒッグス粒子」の発見に続き、真空のエネルギー場や未知の素粒子の挙動が解明されるにつれ、物質が質量を得たプロセスの全貌が見えてきた。
一方でNASAが運用する宇宙望遠鏡群は、時空の果てから届く光を分析し、宇宙の始まりである「特異点」の謎に迫っている。科学者たちが追い求めるのは、時間と空間が生まれる「0秒目」の描画だ。特異点の手前で物理法則が破綻するのか、あるいはそれ自体が新たな幾何学の帰結なのか。実験物理学と天文学が描くこの極限の境界線において、超自然的な「創世記」の介入を許す余地は、急速に狭まりつつある。
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