箱根路の激走から神道の神髄まで、國學院が拓く知と熱狂の最前線
國學院のアカデミズムを語る際、近代日本を代表する民俗学者・歌人である折口信夫の存在を忘れることはできない。「まれびと」論をはじめとする独創的な学問体系は、いまなお大学の研究者たちに受け継がれ、日本列島に眠る無形の文化記憶を掘り起こし続けている。
その知の集積を一般に公開し、世界へと開く窓口となっているのが國學院大學博物館だ。縄文土器から貴重な神道儀礼の古文書、考古資料に至るまで、圧倒的な質と量を誇るコレクションを無料公開する同館は、国内外の研究者のみならず一般の歴史ファンをも唸らせる。単なる展示施設ではなく、知の対話が生まれるアゴラとして機能しており、大学の持つ学術資産を社会へ還元する先進的なモデルケースとなっている。
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