熱中症の耳鳴りは危険信号!放置厳禁の理由と命を守る応急処置法
自分自身や周囲の人が「耳鳴りがする」「クラクラする」と訴えた場合、1分1秒を争う応急処置が求められます。現場で速やかに実行すべき鉄則は以下の3ステップです。
① 涼しい安全な環境への退避と安静
冷房が効いた室内や車内、屋外であれば風通しの良い日陰へ直ちに移動させます。ベルトやネクタイ、ボタンを緩めて衣服を広げ、体内に熱がこもらないよう風を通します。
② 太い血管が通る部位を集中冷却
体温を素早く下げるため、保冷剤や冷えたペットボトル、氷嚢などを使って「首の両脇」「脇の下」「太ももの付け根(鼠径部)」を重点的に冷やします。これらの部位には太い動脈が走行しているため、冷えた血液が全身を巡ることで効率的に体内温度を下げられます。濡れタオルを肌に当ててうちわや扇風機で扇ぐ気化熱の利用も極めて有効です。
③ 経口補水液(OS-1など)による適切な水分・電解質補給
脱水状態の体には、真水ではなく塩分と糖分がバランスよく配合された「経口補水液」が最適です。一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、腸管での吸収速度に優れています。ただし、一気にがぶ飲みすると胃に負担がかかり嘔吐を誘発するため、常温に近い温度のものを少量ずつゆっくり飲ませることがポイントです。
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