空気感染を防ぐ医療空間の仕組みと陽圧室との違いを徹底解剖!

空気感染を防ぐ医療空間の仕組みと陽圧室との違いを徹底解剖!の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

混同されやすい設備に「陽圧室(クリーンルーム)」がある。両者の違いを一言で表現するなら、空気の流れをどちらに向けて制御しているかだ。陰圧室が「汚染物質を閉じ込める」ための場所であるのに対し、陽圧室は「外部からの汚染物質の侵入を防ぐ」ための空間である。

白血病の化学療法中や骨髄移植直後など、免疫力が極度に低下した患者を無菌空間で保護する場合に陽圧室が用いられる。室内の気圧を高く保つことで、ドアを開けた際に中の綺麗な空気が外へと押し出され、廊下の雑菌が入ってこない仕組みだ。一方、空気感染する病原体を抱えた患者が入る陰圧隔離病室は正反対のベクトルで作動する。守る対象が「患者自身」なのか「周囲の医療従事者や社会」なのかという目的の違いが、空気の力学を逆転させている。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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