女優・間宮夕貴の覚悟と現在地:鬼才たちを魅了した身体表現の真実
2016年、日活が創立した往年のロマンポルノの精神を現代に甦らせる試み「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」が始動した。そこで塩田明彦監督とタッグを組んだ主演作『風に濡れた女』は、間宮夕貴という女優の底知れぬポテンシャルを決定づけるマスターピースとなる。
海辺の町を舞台に、欲望を肯定し、獲物を追い詰める野性の獣のように疾走するヒロイン・汐里。その姿はどこまでも健康的で、痛快なまでに自由だった。塩田監督が仕掛けたスラップスティックなアクションと官能の融合に、彼女は見事な身体性とユーモアで応えてみせる。湿っぽさを完全に排除した彼女の笑顔と躍動は国内外で絶賛を浴び、第26回日本映画批評家大賞新人女優賞をはじめとする数々の栄誉を手繰り寄せた。
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