猫のお尻歩きは危険信号?肛門腺破裂のリスクと自宅ケアの全知識

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溜まった分泌物を長期間放置すると、嚢内で細菌が繁殖して「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」を引き起こします。炎症が進むと嚢内圧が限界に達し、最終的に皮膚を突き破って外側へ破裂します。これが「肛門腺破裂(自潰)」と呼ばれる重篤な状態です。

猫の肛門腺破裂の症状は劇的であり、飼い主にとって非常にショッキングな光景となります。肛門の横の皮膚が突然裂けて穴が開き、ドロッとした膿と血液が混ざった分泌物が溢れ出します。これが猫の肛門からの出血原因として動物病院の救急外来に駆け込む典型的なパターンのひとつです。患部は強い激痛を伴うため、猫はパニックになって鳴き叫んだり、触れようとする飼い主に激しく威嚇したりします。発熱や食欲不振、元気消失を伴うことも珍しくありません。

「放置すると手術になる」という噂は決して誇張ではありません。破裂前の段階であれば抗生物質や消炎剤の投与、嚢内の洗浄といった肛門嚢炎の治療法で寛解を目指せますが、皮膚が破裂した場合は傷口の壊死組織を除去して縫合する処置や、再発を繰り返す頑固なケースでは肛門嚢そのものを摘出する猫の肛門腺破裂の手術と予後を視野に入れた治療が必要となります。早期に適切な外科処置を行えば予後は良好であることが多いものの、愛猫への身体的負担とストレスは計り知れません。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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