子供の歯茎に白いできもの?放置厳禁のフィステル見分け方と治療

子供の歯茎に白いできもの?放置厳禁のフィステル見分け方と治療とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

「子供が痛みを訴えないから、次の定期検診まで放っておいても大丈夫だろう」という油断は、取り返しのつかない事態を招く。フィステルが形成されている段階で、その乳歯の神経(歯髄)はすでに壊疽(えそ)しており、痛みを感じるセンサーそのものが消失している。痛まないのは軽症だからではなく、病状が一段階進んで神経が死に絶えた結果に他ならない。

放置によって最も懸念されるのは、乳歯の根の真下で出番を待っている「永久歯胚(将来生えてくる永久歯の卵)」への悪影響だ。乳歯の根の周囲に広がった乳歯根尖病巣から漏れ出査れる細菌毒素や炎症性サイトカインは、すぐ真下にある永久歯胚を容赦なく攻撃する。その結果、永久歯のエナメル質が十分に石灰化せず変色・陥没してしまう「ターナー歯」の発症や、生えてくる位置が大きくズレる萌出異常、最悪の場合は永久歯胚そのものが発育を停止するリスクを孕んでいる。

日本歯科医師会が警鐘を鳴らすように、乳歯の健康状態は後から生えてくる永久歯の質と歯並びを決定づける強固な土台である。「乳歯はどうせ抜けるから」という古い認識は、子供の一生の口腔環境を損なう危険な誤解と言わざるを得ない。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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