法政大元総長・田中優子氏が語る高等教育の危機と大学改革の未来
近年の言論活動において一貫して重視されているのが、学問の自由と研究機関の自主性である。特に日本学術会議の会員任命拒否問題をめぐっては、国家権力による知への介入に対して毅然とした姿勢で異論を唱え続けてきた。
研究の独立性が損なわれたとき、社会全体がどのようなリスクを抱え込むのか。政治の都合によって批判的思考が封じ込められることへの危機感は強い。学問は権力を裏付けるための道具ではなく、社会の多様性と客観性を担保する防波堤であるべきだという信念が、その言葉の裏には貫かれている。
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