愛犬を冬の危険から守る!獣医師が明かす散歩の新常識と防寒術

愛犬を冬の危険から守る!獣医師が明かす散歩の新常識と防寒術の特集記事をご紹介します。専門的な知識が詰まっています。

冷たい風が吹き抜ける屋外へ踏み出した瞬間、体温調節機能のキャパシティを超えてしまうと、愛犬は容易に低体温症へ陥る。直腸温が平熱(38度〜39度前後)から37度台前半以下に低下すると、激しい震え、活動性の低下、さらには脈拍の減弱や意識障害へと悪化する。特に心臓疾患や腎臓病を抱える高齢犬の場合、末梢血管の収縮によって急激な血圧上昇が引き起こされ、心停止や発作を誘発するリスクが格段に跳ね上がる。

見落とされがちなのが、直接氷点下の地面に触れ続ける肉球の損傷だ。凍結した路面や雪上を歩くことで角質層の水分が奪われ、ひび割れやあかぎれ、重度の凍傷を起こすケースが相次いでいる。雪が指の間の毛に絡みついて氷の塊(スノーボール)となり、歩行のたびに皮膚を引き裂くような痛みを伴う出血を引き起こすことも珍しくない。最先端の動物医療の現場からも、冬場の歩行トラブルによる外傷治療の相談が毎年多数報告されている。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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