2026年球界の深層|「名捕手」谷繁元信が鳴らす警鐘――トラックマン時代に見落とされた「キャッチャーの本質」
2026年春に開催された第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を経て、世界各国の野球スタイルは劇的な変化を見せた。メジャーリーグを中心にピッチクロックやシフト制限が定着し、NPBでもテンポの良い投球と効率的な打撃がこれまで以上に求められている。
しかし、谷繁はこの時代の潮流に対して独自の視点から鋭い問いを投げかける。160キロを超えるストレートや鋭く曲がるスイーパーが全盛を迎える一方で、投手を「乗せる」ための間合いの取り方や、カウントに応じた駆け引きの緻密さが薄れているのではないかという指摘だ。力と数字で押す野球が主流になった現代だからこそ、一球の配球で打者の裏をかく「バッテリーの呼吸」が再評価されつつある。
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