がばいばあちゃん実話の真相と名言|島田洋七の現在と生き抜く知恵
物語の幕開けは昭和30年代初頭。広島の原爆症で父親を亡くし、母親が居酒屋を切り盛りして懸命に働く家庭環境の中、主人公の昭広(後の島田洋七氏)は小学校2年生の春、半ば騙されるようにして佐賀の祖母・サノさんの家へ預けられます。到着した先で待っていたのは、茅葺き屋根が傾きかけたあばら家と、ドケチを極めた生活様式でした。
お腹が空いたと訴えれば「気のせいだ」と一蹴され、走れば「腹が減るから歩け」と叱られる過酷極まりない日常。それでもばあちゃんには、陰気な悲壮感が微塵もありませんでした。貧しさを真正面から受け入れ、知恵と工夫で毎日の暮らしをごちそうに変えていくその姿に、少年は生きることのたくましさと尊さを学んでいきます。
口コミから火がついた本作は、2000年代中盤に空前のメディアミックスを展開。吉行和子氏が芯の強いばあちゃんを熱演した2006年の映画版では、地方発の自主配給から全国公開へ拡大し異例の興行成績を記録しました。さらにフジテレビのスペシャルドラマでは泉ピン子氏が主演を務め、茶の間の涙を誘いました。小学生からシニア層まで幅広い共感を獲得し、全国の小中学校では読書感想文の推奨図書として今なお定番の地位を確立しています。
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