若山富三郎の死因と豪快伝説の真相!勝新との絆や神業殺陣と息子の現在
映画関係者や後進の俳優たちが口を揃えて「日本映画史上、最高の剣客」と断言するのが、若山富三郎の殺陣の凄さです。速さ、重み、そしてミリ単位で寸止めされる圧倒的な刀身コントロールの精度は、CGの存在しないフィルム時代において奇跡的なリアリズムを誇りました。
その真骨頂となったのが、小池一夫・小島剛夕原作の劇画を実写化した映画『子連れ狼』シリーズ(1972年〜)です。若山演じる主人公・拝一刀が見せる「水鴎流斬馬刀」の立ち回りでは、仕込み杖や乳母車に仕込まれた機関銃を操りつつ、胴太貫の剛剣で敵を容赦なく叩き斬る超絶アクションを展開しました。このシリーズは海外で『Shogun Assassin』として再編集・公開され、クエンティン・タランティーノをはじめとするハリウッドの名立たる映画監督たちを熱狂させました。
さらに晩年の世界的金字塔となったのが、リドリー・スコット監督の映画『ブラック・レイン』への出演(1989年)です。大阪の闇社会を牛耳る大物ヤクザ・菅井国雄役を務めた若山は、主演のマイケル・ダグラスや高倉健、弟分として迫真の怪演を見せた松田優作を向こうに回し、一歩も引かない底知れぬ威圧感を発揮しました。劇中で見せた重厚な佇まいと流暢な英語の台詞回しは、ハリウッド関係者の度肝を抜く名演として今も語り継がれています。
アクションだけでなく、木下惠介監督の『衝動殺人 息子よ』(1979年)では最愛の息子を理不尽に殺された父親の悲痛な慟哭を熱演し、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。数々の若山富三郎 代表作映画は、単なる立ち回りの上手さにとどまらない、円熟した演技力の証明となっています。
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