素朴な土の温もり。益子焼マグカップが魅せる現代の器スタイル
益子焼を象徴する表情といえば、柿の実のような深い赤茶色を醸し出す柿釉(かきゆう)だ。地元で採れる芦沼石を粉砕して作られるこの釉薬は、焼き上がりの窯の温度や位置によって一つひとつ異なる斑模様や陰影を生み出す。同じ窯から出たものであっても、二つとして同じ顔を持つものはない。
厚みのある陶器製マグカップは、保温力に優れるだけでなく、口をつけたときの唇へのあたりが驚くほど柔らかい。従来の重厚な和食器という固定観念を覆し、洋食のモーニングセットや北欧家具のテーブルにも自然に馴染む器として、世界中の生活雑貨フリークからも高く評価されている。
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