岩手・紫波町が世界に示す「消滅しない地方」の未来図——2026年、循環型まちづくりの最前線を歩く
紫波中央駅前に広がるオガールエリアを歩くと、平日の午前中にもかかわらず、ノートPCを開く若者やベビーカーを押す子育て世代の姿が目につく。2010年代にスタートした図書館やアリーナ、ホテルを内包する複合施設は、単なる「ハコモノ」に終わることなく、2026年現在も年間を通して絶え間ない賑わいを生み出し続けている。
特筆すべきは、単なる商業的成功にとどまらない環境負荷の低減だ。エリア内の建物は高度な断熱性能を誇り、冷暖房エネルギーを極限まで削減。地域で育まれた木材を熱源として循環させる仕組みは、エネルギー格差や不確実性が叫ばれる2026年の社会状況において、きわめて強固な耐性を見せている。
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