神話が息づく戸隠の霊峰へ!人生を変える五社巡りと杉並木の真実
奥社へと続く約2キロメートルの参道を進むと、朱塗りの随神門を境に空気の密度が一変する。国の天然記念物にも指定されている戸隠神社奥社社叢だ。樹齢400年を超える約500本ものクマスギが両脇に聳え立つ杉並木は、まさに圧巻の一言に尽きる。太古の巨木が天を突く姿は、訪れる者の歩みを自然と遅らせ、日常の雑念を容赦なく削ぎ落としていく。
この杉並木を抜けた先には、天手力雄命を祀る奥社と、地主神である九頭龍大神を祀る九頭龍社が鎮座している。九頭龍大神は古くから水神、雨乞いの神として農民や修験者に尊崇されてきただけでなく、心願成就や縁結びの強力な神徳を持つことでも知られる。森羅万象に宿る自然の生命力と神仏習合時代の濃厚な残り香が融合したこの一帯は、現代のパワースポットという軽妙な言葉では括りきれないほどの威厳に満ちている。
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