2026年、なぜ「完璧な条件」を捨てる若者が急増しているのか?「不完全さ」を讃える新しいパートナーシップの全貌
年収800万円以上、都内在住、趣味は旅行とグルメ——。かつてマッチングアプリの検索フィルターで連打されていた定番の条件は、2026年現在、急速にその威力を失っている。原因は明白だ。スペックで選んだ相手との「条件付きの幸福」は、環境の変化や不況、あるいは加齢によって容易に崩れ去るという事実に、多くの若者が気づき始めたからである。
都内のIT企業に勤める30代男性は、昨年の離婚劇をこう振り返る。「元妻とは互いに高収入で、外から見れば『お似合いのハイスペ夫婦』でした。でも、家庭の中ではお互いにプライドを崩せず、少しの欠点も許せなかった。いま付き合っている人は、お互いに家事が壊滅的に下手で、片付けも苦手。でも『じゃあ二人でどうサボるか』を本気で笑い合える。息が吸える感覚がします」
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