膝を叩くと足が跳ね上がる謎!膝蓋腱反射の仕組みと病気サインを徹底解説
膝を叩く検査といえば、歴史の授業で習う「脚気(かっけ)」の検査を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。明治から大正時代にかけて日本の国民病と恐れられた脚気は、白米の普及に伴うビタミンB1欠乏が原因で起こる病気です。ビタミンB1が不足すると末梢神経がエネルギー不足に陥って障害され、足のしびれやむくみとともに膝蓋腱反射が完全に消失します。
現代の日本において脚気は過去の病気と思われがちですが、実は極端な偏食、過度なダイエット、アルコール依存、糖分の多い清涼飲料水の多飲によってビタミンB1が枯渇し、若年層でも発症するケースが報告されています。
さらに現在、膝の反射が消失する代表的な要因となっているのが糖尿病性末梢神経障害です。高血糖が長期間続くと足先から徐々に末梢神経が破壊され、痛みや温度を感じにくくなると同時に反射も失われていきます。また、腰椎椎間板ヘルニアなどで腰の神経根(特にL3やL4領域)が強く圧迫されている場合にも、障害された側の膝反射だけが減弱・消失する左右差が現れます。
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