大日如来の刺青が持つ意味とご利益|タブーの真相や背中和彫りの全貌
背中という最大のキャンバスを最大限に活かすため、和彫り愛好家の間では大日如来に他の尊格を組み合わせる重厚なデザインが人気を博しています。その中でも圧倒的な支持を得ているのが「不動明王」との組み合わせです。
密教において、不動明王は大日如来の教えに従わない者を力ずくでも救済するために姿を変えた「教令輪身(きょうりょうりんしん=化身)」とされています。つまり、大日如来と不動明王は表裏一体の同一存在です。上部に静かで慈悲深い大日如来を配置し、下部に激しい怒りの形相で悪を断つ不動明王を配する構図は、「静と動」「慈悲と厳格」の完璧な対比を生み出し、背中一面にドラマチックな世界観を完成させます。
一方、よりミニマルかつ神秘的なアプローチとして選ばれるのが種子(しゅじ)と呼ばれる梵字です。金剛界の大日如来を象徴する梵字は「バン(Bāṃ)」であり、この一文字そのものが大日如来の全身体・全功徳を宿しているとみなされます。(※胎蔵界の場合は「ア」や「アン」が用いられます)。
首の後ろ(項)や胸元、あるいは背中の図柄の中心に梵字「バン」をワンポイントとして落とし込むスタイルは、本格的な仏像を彫る前のステップとしても、あるいはモダンなタトゥー表現としても高い人気を保ち続けています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/aanbdolb/9076712/