武蔵野美大から名優へ!リリー・フランキーの異色すぎる若い頃
上京を果たした若き日の中川雅也が向かったのは、武蔵野美術大学だった。油絵学科に在籍していたものの、キャンパスに毎日通う真面目な学生像とは程遠かったという。アトリエでキャンバスに向かう時間よりも、自身の部屋に友人たちを集めては夜な夜な議論を交わし、カルチャーや音楽に没頭する日々。生活費は常に底をつき、電気やガスが止まることなど日常茶飯事だった。
大学を5年かけて卒業するまでの間、彼は自身の感性を磨く一方で、社会の枠組みからはみ出した独特の浮遊感を漂わせていた。一見すると無軌道に見えるこの極貧の学生生活こそが、のちに多様な人間関係や人間の業を観察する鋭い眼光を養う土壌となったのである。
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