都市の真ん中に生まれた“食べる温室”——レストラン グリーン ハウスが仕掛ける「完全循環型グルメ」の現在地【2026年現地取材】
この店の真骨頂は、単に新鮮な野菜を育てることだけにとどまらない。調理の過程で生じる端材や廃棄物の管理において、徹底的なゼロウェスト(ゴミゼロ)を貫いている点だ。通常なら捨てられてしまうニンジンの葉や玉ねぎの皮は、数日かけて低温抽出され、濃密なコンソメスープや自家製発酵調味料へと生まれ変わる。
さらに、それでも残る不可食部の有機廃棄物は、地下に設置された超小型コンポスト装置で急速分解され、再び農園の肥料やエネルギーとして循環する。無駄を極限まで省く姿勢は、決して禁欲的なものではない。むしろ「食材のあらゆるパーツから未知の旨味を引き出す」というクリエイティブな挑戦として機能しており、訪れる客の舌を驚かせ続けている。
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