消えた3億円はどこへ?海外口座疑惑と元捜査幹部が明かす衝撃の真相
現場となったのは、府中刑務所の北側に位置する学園通り。東京芝浦電気(現在の東芝)府中工場の従業員に支払われるボーナス、現金3億円余りを載せた日本信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)の現金輸送車が狙われた。雨の中、偽の白バイに乗って現れた男は、「支店長の自宅が爆破された。この車にも爆弾が仕掛けられているかもしれない」と告げ、行員らを避難させた隙に車ごと逃走した。
犯行時間はわずか3分足らず。あまりにも鮮やかで暴力を使わない手口は、戦後犯罪史において特異な異彩を放つ。現場にはジュラルミンケースのほか、偽白バイのベースとなったバイクやヘルメットなど大量の遺留品が放置されていたが、その大半は盗難品か大量生産された品であり、犯人特定には結びつかなかった。シリアルナンバーが記録されていた現金の一部すら市場に出てこなかった事実は、犯人が極めて計画的に資金を死蔵、あるいは隠蔽したことを示している。
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