都市の真ん中に生まれた“食べる温室”——レストラン グリーン ハウスが仕掛ける「完全循環型グルメ」の現在地【2026年現地取材】
取材日に提供されたコースのメインは、今朝摘み取られたばかりの根菜と、近郊のサステナブル農家から届いた熟成肉のグリルだった。皿の主役は一見すると肉のように見えるが、一口食べるとその概念は心地よく裏切られる。じっくりと時間をかけて低温加熱された大かぶのグリルが、肉汁に負けない深いコクと甘みを主張するからだ。
あしらわれた香草オイルは、わずか30分前に頭上の温室で収穫されたばかりのタイバジルとペパーミントから抽出されたもの。噛むたびに鼻に抜ける鮮烈な香りは、これまで体験したどの高級レストランの料理とも異なるベクトルで脳を刺激する。ビオディナミ農法で作られたナチュラルワインとのペアリングも秀逸で、互いのポテンシャルを高め合っていた。
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