日本橋に眠る豪商三井家の至宝!国宝特別公開と混雑回避ルート

日本橋に眠る豪商三井家の至宝!国宝特別公開と混雑回避ルートの概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

いま美術界の耳目を集めているのが、館が誇る国宝の特別公開だ。なかでも円山応挙の手による「雪松図屏風」の前に立つと、誰もが言葉を失う。金泥の光彩を背景に、雪の白さを絵具の白ではなく和紙の地肌を塗り残すことで表現した超絶技巧。冷徹なまでの写実描写と洗練された装飾性が同居する画面からは、冬の凛とした空気と静けさが立ち上ってくる。

一方、陶芸界の至宝として名高い国宝「志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)」も見逃せない。日本で焼造された茶碗のうち国宝指定を受けているのはわずか2碗のみだが、そのうちの1碗がここにある。ざっくりとした白い長石釉の裂け目から覗く鉄絵の格子模様は、初夏に咲く白い卯の花の垣根を思わせる。荒々しさと繊細さが奇跡的な調和を見せるこの名碗は、日本美術が到達したわびさびの究極形といえる。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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