炭酸水素ナトリウムの熱分解化学反応式|理由と実験注意点を徹底解説
熱分解とは、1種類の物質が熱の働きによって2種類以上の別の物質に分かれる化学変化を指します。炭酸水素ナトリウム(重曹)の粉末を試験管に入れて加熱すると、元の物質とはまったく性質の異なる「気体」「液体」「固体」の3つの物質に分解されます。
化学変化を言葉で表すと以下の通りです。
炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 水 + 二酸化炭素
これを化学式に置き換えてみましょう。炭酸水素ナトリウムは「NaHCO₃」、炭酸ナトリウムは「Na₂CO₃」、水は「H₂O」、二酸化炭素は「CO₂」です。そのまま並べると「NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂」となりますが、このままでは左辺と右辺で原子の数が合いません。
右辺にはナトリウム原子(Na)が2個、炭素原子(C)が2個(Na₂CO₃に1個、CO₂に1個)、酸素原子(O)が計6個、水素原子(H)が2個存在します。化学反応の前後で原子の種類と数は変わらないため、左辺の炭酸水素ナトリウムの前に係数「2」を補う必要があります。
完成した化学反応式は以下の通りです。
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
テストでは、左辺の「2」を書き忘れたり、炭酸ナトリウムの化学式を「NaCO₃」と誤記したりするミスが目立ちます。原子の組み合わせを意識して正確に書けるように練習しておきましょう。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/twwbufha/4474737/