米国立公文書館の未公開写真が語る慰安婦問題の真実と最新検証
歴史論争の最前線を鮮烈に描き出し、国内外で大きな波紋を呼んだのが、ミキ・デザキ監督によるドキュメンタリー映画『主戦場』である。本作は、推進派と否定派の双対する論者たちのインタビューを交互に配置し、双方の主張の根底にある論理と矛盾を炙り出した。そこでも写真は、双方の論説を裏付ける、あるいは崩壊させる強力なツールとして機能している。
優良な歴史ドキュメンタリーとしての本作は、ひとつの写真資料が、見る者の立場やイデオロギーによって真逆の文脈に解釈され得るという視覚メディアの危うさをも暴露した。スクリーン上で拡大される一枚の写真。その余白に何を読むのか。映画は観客に対し、受動的な情報消費を拒み、自らの眼で根拠を検証する批判的思考(クリティカル・シンキング)を強く求めている。
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