映画『シェイプ・オブ・ウォーター』は気まずい?濡れ場とグロ描写の真相

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』は気まずい?濡れ場とグロ描写の真相についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

「気まずい」「グロい」といった表層的な刺激ばかりが先行しがちですが、本作が第90回アカデミー賞で作品賞・監督賞・作曲賞・美術賞の主要4部門を制覇した事実は揺らぎません。作品の本質は、社会の周縁に追いやられた「持たざる者たち」の連帯と救済です。

声が出せない主人公イライザ、黒人女性として差別を受ける同僚ゼルダ、同性愛者であるために孤立する隣人の画家ジャイルズ、そして異形の姿ゆえに実験動物として虐待される生物。1960年代初頭の管理社会において、マジョリティから虐げられていた弱者たちが手を取り合い、権力に立ち向かう構図が極めてエモーショナルに描かれています。

デル・トロ監督は、過激な肉体描写や暴力をあえてリアルに描くことで、おとぎ話の綺麗事にとどまらない「生々しい人間性と本物の愛」をフィルムに焼き付けました。気まずいとされる数々のシーンも、単なる過激さの誇示ではなく、物語の切なさと美しさを極限まで高めるための不可欠なピースとなっています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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