全米を蝕む「ゾンビ薬」フェンタニルの真相!現地ルポと日本上陸の脅威
フェンタニルがアメリカ国内で安価かつ無尽蔵に供給され続ける裏には、国際的な組織犯罪ネットワークの存在があります。主導しているのは、シナロア・カルテルやハリスコ新世代カルテル(CJNG)をはじめとするメキシコの巨大麻薬カルテルです。
その密輸サプライチェーンは極めて合理的かつグローバル化されています。カルテルは、規制の網をかいくぐる形でアジア圏の化学メーカーからフェンタニルの「前駆物質(原料となる化学物質)」を調達します。それらをメキシコ国内の秘密研究所(地下ラボ)に運び込み、大量のフェンタニルへと合成します。
さらにカルテルは、錠剤成形機(ピルプレス)を用いて、フェンタニル粉末を市販の処方薬そっくりに偽装した「偽造錠剤(フェイクピル)」を大量生産しています。外見は抗不安薬「ザナックス」やADHD治療薬「アデロール」、鎮痛薬「パーコセット」と全く見分けがつきません。
これらの偽造薬は、SNS(Instagram、Snapchat、Telegramなど)を通じて若年層向けに「勉強に集中できる薬」「リラックスできるサプリ」などと偽って流通しています。薬物依存症者だけでなく、試験勉強中の学生や一般人が知らずに購入し、致死量のフェンタニルが含まれていたために命を落とすケースが全米で頻発しています。
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