「御朱印集めてどうする」冷ややかな視線の裏で、令和の参拝者が寺社に見出す“予想外の救い”と集める意味
「集めた御朱印帳は最終的にどうするのか」という疑問に対し、最も伝統的でありながら現代でも支持されている答えが「棺(ひつぎ)納め」だ。本来、御朱印は納経(写経を納めたこと)の証として授与されていた歴史を持つ。そのため、自分が亡くなった際に棺の中に入れ、あの世への「通行手形」や「修行の証」として携えるという風習が今も根強く残っている。
家族の遺品整理の場で、びっしりと書かれた御朱印帳が見つかるケースも増えている。遺族にとっては「故人がどんな場所を歩み、何を祈っていたのか」を辿る貴重な形見となり、家宝のように神棚や仏壇へ大切に保管されることも珍しくない。一冊の冊子が、個人の人生の終わりと家族の記憶を繋ぐ触媒となっているのだ。
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