張本勲の国籍と壮絶な半生に迫る 韓国籍を守り抜いたレジェンド
張本氏の生き様を語る上で外せないのが、1945年8月6日の広島での被爆体験である。当時5歳だった彼は、爆心地から約2.5キロの自宅近くで被爆した。爆風に吹き飛ばされ、一歩間違えれば命を落としていた過酷な体験である。さらに、この原爆によって姉を亡くすという深い悲しみを背負うこととなった。
火傷の痕や恐怖の記憶は、幼心に消えない傷を残した。しかし同時に、命の尊さと「生き抜く」という強烈な執着心を彼に植え付けた。右手に残った火傷の障がいを克服し、バット一本でプロの世界を勝ち抜いた圧倒的なエネルギーは、この壮絶な原爆体験と無縁ではない。
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