なぜ少ない?「ら」から始まる激レア苗字の謎と全国実在ランキング
日本全国に存在する名字の種類はおよそ十数万種類から三十万種類とも言われますが、その中で「ら行」から始まる名字は全体の1%にも満たない極めて特殊な存在です。この極端な偏りを生み出した根本的な要因は、日本の苗字由来語源と古代日本語の構造にあります。
もともと古代の日本語(大和言葉)には、「言葉の先頭にラ行(r音)を立てない」という絶対的な音韻規則が存在していました。「りんご」「ろうそく」「らくだ」など、現代私たちが使うラ行始まりの単語のほぼすべてが外来語(漢語や西洋語)であることからも分かります。
日本の名字の8割以上は、古くからの「地名」「地形」「方位」に由来します。「山田」「川上」「前田」のように、自然環境や集落の名前に大和言葉が使われていたため、必然的に地名にも名字にも「ら行」で始まるものが誕生しなかったのです。そのため、現在実在する「ら」から始まる苗字は、中国や朝鮮半島からの渡来系ルーツ、仏教用語や漢籍にちなむ命名、あるいは明治の平民苗字必称義務令の際に特異な経緯で誕生した家系に限られています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/tgsbxqnv/3689749/