エラスタイトとは?コンクリートの割れを防ぐ目地材の正体と選び方
どれほど優れた目地板を用いても、設置方法を誤るとコンクリートのひび割れ防止効果は半減してしまいます。施工時に厳守すべき要点は次のステップです。
第一に、「型枠や既設コンクリートへの確実な固定」です。エラスタイトは生コン打設時のバイブレーターの振動や流動圧で位置がずれやすいため、専用の目地板留め金具、結束線、あるいはコンクリート釘などを用いて、所定のピッチ(30cm〜50cm間隔)で堅牢に留め付けます。
第二に、「コンクリート天端(表面)との取り合い」です。目地板をコンクリートの天端とツライチ(面一)にするのか、あるいは止水性を高めるために天端から10mm〜20mm程度下げて設置し、上部にシーリング材(変成シリコーンやポリウレタン系)を充填する「バックアップ材併用仕様」にするのかを設計図書で確認しなければなりません。
特に屋外の舗装や擁壁では、エラスタイトの頭部から雨水が侵入して凍結融解を起こすリスクを避けるため、上部に目地棒を取り付けて後からシーリングを施す工法が標準的です。断面に隙間や不陸を残さない丁寧な施工が、構造物の耐久性を決定づけます。
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