『かぐや姫の物語』御門の顎はなぜ尖る?高畑勲監督の作画意図と真相
御門の顎がもっとも際立つのは、かぐや姫の屋敷へ強引に押し入り、背後からいきなり抱きしめる戦慄の抱擁シーンです。
「そなたを幸せにできるのは余だけだ」と囁きながら耳元に近づく御門の顔。その瞬間、尖った顎とギラついた視線がかぐや姫に迫ります。かぐや姫はこの一方的で身勝手な支配欲に底知れぬ生理的嫌悪を抱き、身をすり抜けて激しく拒絶しました。
この事件こそが、かぐや姫が無意識のうちに「もうここにはいたくない、月に帰りたい」と心の中で強く願ってしまった最大のトリガーとなります。つまり、御門の顎の鋭さと不気味さは、物語の悲劇的な結末を決定づける最重要ファクターとして機能しているのです。
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