榊と樒の違いとは?神棚・仏壇の使い分けと知られざる猛毒の真相
樒を取り扱う上で決して見落としてはならないのが、その極めて高い毒性です。樒は日本の植物の中で唯一、植物全体が「毒物及び劇物取締法」における劇物に指定されています。
毒性の主成分は「アニサチン」と呼ばれる強力な神経毒で、葉、樹皮、根、花のすべてに含まれますが、とりわけ結実した「実(種子)」に濃縮されています。万一口に入ると、激しい嘔吐や下痢、中枢神経の麻痺、痙攣を引き起こし、最悪の場合は意識障害や呼吸停止により死に至る危険性があります。
特に警戒を要するのが、中華料理で使われる香辛料「八角(スターアニス)」との類似性です。樒の実は八角と形状が酷似しており、素人目には判別が極めて困難です。小さな子どもやペットがいる家庭では、仏壇から実や葉が落下して誤飲につながることのないよう厳重な管理が求められます。
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