悔しさと照れを伝える「くっ」顔文字の魅力!Snsで映える技法
世界の文字コードを標準化するユニコードコンソーシアムの手によって、スマートフォンのキーボードには無数のカラフルな絵文字(Emoji)が標準搭載されるようになった。世界共通規格として絵文字が普及する一方で、日本のデジタルコミュニケーション産業では、文字と記号の組み合わせによる伝統的な顔文字が決して廃れることはなかった。
むしろ、バイドゥ株式会社が提供するキーボードアプリ「Simeji」などに代表される日本語入力システムは、ユーザーコミュニティのトレンドを貪欲に取り込み、予測変換機能を日々進化させている。標準化されたカラフルな絵文字が「誰もが理解できる普遍的な感情」を指し示すのに対し、モノクロームの記号で紡がれる顔文字は、行間や照れ、曖昧な心の揺らぎといった「計算された不完全さ」を表現できるからだ。均一化された記号へのアンチテーゼとして、手作りの温かみを持つ記号表現が選ばれている。
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