『北の国から』水沼草太の真実!岩城滉一が明かす伝説の撮影裏側
物語の舞台となった富良野市での撮影は、現代のTVロケの常識を遥かに超える極限状態で行われた。氷点下数十度に達する厳冬期、カメラのフィルムが凍りつくような極寒の中で撮影は連日行われた。岩城滉一が演じた水沼草太は、単なる地方の青年ではなく、過酷な風土に根を張り逞しく生きるリアリティそのものを体現していた。
フジテレビジョンが誇る一大プロジェクトとして始動した本作において、彼が醸し出す野性味とセンチメンタリズムの同居は異彩を放っていた。スタイリッシュなイメージが強かった当時の彼が、泥と雪にまみれながらトラクターを駆り、愚直なまでに泥臭い男を演じたギャップ。それこそが、作品全体に圧倒的な奥行きをもたらした要因である。
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