戦後最大のスキャンダルから50年――「今も永田町を支配する」田中角栄とロッキード事件の真実
ロッキード事件の発覚からちょうど50年目にあたる2026年、米公文書館および関係各所から新たに解禁された機密文書が、歴史研究者やジャーナリストの間で大きな波紋を広げている。当時、米上院外交委員会外交小委員会(チャーチ委員会)の公聴会で暴露された巨額の工作資金。その全貌は、単なる一企業の不正送金問題にとどまらない。
新資料が物語るのは、当時のワシントンが抱いていた強烈な危機感だ。独自の「資源外交」を展開し、中東の石油国へ直接交渉を仕掛け、中国との国交正常化を電撃的に成し遂げた田中角栄。米国が構築した戦後秩序から逸脱しようとする日本の「怪物」に対し、米政権内の一部勢力が並々ならぬ警戒感を抱いていたことは疑いようがない。
検察の手によって全貌が解明されたと信じられてきた事件だが、外交公文書の分析が進むにつれ、日米関係の暗部が今まさに再浮上している。
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