小鼻のしつこい赤みと皮剥けはなぜ治らない?専門医の最新知見
セルフケアで太刀打ちできない段階に達したなら、速やかな医療介入が欠かせない。厚生労働省に承認されている標準治療薬の主役は、ケトコナゾールに代表されるイミダゾール系の外用抗真菌薬である。これはマラセチアの細胞膜合成を阻害し、菌の増殖を根本から断つ。
赤みや痒みが激しい急性期には、短期間だけマイルドクラスのステロイド外用薬を併用して火消しを行うのが一般的だ。ただし、ステロイドの長期連用は皮膚の局所免疫を低下させ、かえって真菌の温床を作ったり酒さ様皮膚炎を誘発したりする危険を伴う。炎症が引いた段階で抗真菌薬単剤へとスムーズに移行する見極めが極めて重要となる。
近年では抗炎症作用を持つ非ステロイド系外用薬やプロトピック軟膏なども選択肢に挙がるが、薬剤の特性を理解した医師の処方設計に従い、症状が消えたように見えても数週間は外用を継続することが再発防止の鍵を握る。
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